~カード開発こぼれ話~

「The 三国志戦略カード」に収録されているカードについて

カードの解説とお話
収録されているカードを適当に解説します。
三国志関連の解説&ゲーム時の効果の解説&開発時の秘話など。
気が向きしだい少しずつ内容を追加していきます。
(三国志関連は知らない人向けの概略的解説です、深いツッコミは無しで)



開発秘話①
 ・カードの初期番号が、デザイン順とほぼ同じです。
 ・var2.0時に、内部の文字コードがUnicodeに変更されています。
  これにより、1.7⇒2.0時のカード追加では、通常文字化けして出ない名前も
  普通に表示できるようになりました。ホウトウなどが最初にいなかったのはこのためです。


屯田兵&富国強兵政策
 もちろんMTG「暗黒の儀式」からのデザイン。
 三国志では、魏呉蜀が均衡していたように思われがちですが、
 実際の国力差では、魏が圧倒的(他二国を合計していい勝負?)でした。
 特に曹操が初期に採用した屯田兵により、
 漢の皇帝を迎える地盤ができ、皇帝を操って天下に号令できたと言って良いでしょう。


鶏肋(けいろく)
 曹操は張魯を抑え、漢中において劉備の蜀軍と向かい合います。
 ここで曹操はいったん引き上げるか迷いながら食事をしている。
 そこへやってきた夏侯惇(カコウトン)。曹操の命令を聞こうとするも、
 曹操は「鶏肋」と謎の言葉をつぶやくばかり。
 夏侯惇は楊修(ヨウシュウ)にその意味を尋ねます。
 鶏の肋骨にはわずかに肉があるが食べるほどのものではない。
 かといって、おいしいダシが取れるので捨てるには惜しい気がする。
 よって曹操は漢中を鶏肋のようなものだと考えている、と楊修は答えます。
 つまり、惜しいけれどここは引き上げだと。
 それを聞いた夏侯惇は陣払いの用意をしますが、怒ったのは曹操。
 曹操はまだ何も命令していないし、楊修に自分の考えを見抜かれているようで
 気に入らないので、勝手な命令をしたとして楊修を処刑しました。
 名称から作者的にも結構どうでもいい気がして、
 1.70時にはバランスを大幅に勘違いしていたカード。2.0で弱体化。


孫権仲謀(ソンケンチュウボウ)
 なにを隠そう呉の当主。
 孫堅の子、孫策の弟で、その二人の死後に若くして孫家を継ぎました。
 ちなみに孫策は君主ですが、非常に武勇にすぐれ、
(敵だった時の)太史慈との一騎討ちは有名です。
 蒼は場を膠着させる、というイメージからデザイン。
 敵のターン効果も延長しますが、実は「関羽千里行」などのカードに対し使うと、
 千里行の効果が現れるのも遅れるという効果があります。
 「石兵八陣」で消されてしまうのはご愛嬌。
 気分的にはコレを出すと勝った気になります。(^ー^* )


石兵八陣
 関羽が呂蒙らの呉軍に殺され怒った劉備は、夷陵の戦いを仕掛けます。
 しかし、総大将に起用された陸遜によって大敗をきっします。
 劉備を追撃してきた陸遜に、諸葛亮が使った陣が石兵八陣で、
 八卦のナニカを応用したのか、石の迷路のような?謎の仕組みにより、
 陸遜は退却を余儀なくされます。
 伏竜鳳雛や梅園の英雄談義、木牛流馬、仁者の政治の後に使用すると、
 即○ターン後効果が現れてお得です。


起風発雷
 MTG「対抗呪文」からのデザイン。
 相手の攻撃を1ターンカウンターする意味で。
 当初は守備力+800でしたが、孫権とのコンボが強くなるので600に。
 おかげであまりカウンターにならなくなってしまいました。○┼< バタッ
 最初のころは守備力+800はほぼ超えられない壁でしたが、
 カードが増えると余裕で2000を超えるダメージなどが・・・・。


呂布奉先(リョフホウセン)&赤兎馬
 三国志の中で最強の武将は誰か?
 答えはこの呂布奉先です。天下の名馬赤兎馬も彼が乗っていた馬です。
 赤兎馬は呂布の滅亡後、曹操が得て、
 それを一時曹操軍の客将になっていた関羽に与えたのです。
 (その後関羽は千里行によって劉備の元へ帰ります)
 だから赤兎馬は呂布の紅1と関羽の緑1なんですね(^-^;
 呂布は使い方によっては圧倒的なダメージを叩き出せるでしょう。
 単純に×何倍みたいな形ではないところが、裏切り多発の呂布らしさです☆
 特に、相手の守備を下げてから使ってみてください!


典韋(テンイ)
 曹操を命がけで守った護衛隊長。
 日本で言うと弁慶に相当し、仁王立ちで門を守って死んだそうです。
 あまりこういう使い方をする人がいるかはわかりませんが、
 このカードのように「~~~ & 自陣補給-15」のような「&」の記述と、
 「略奪」=「自分の補給を10減少、~~~」のように、
 「、」記述(デメリットが先に書いてある)では大きな違いがあります。
 先に書いてある側は、先にそれができないと、そこでカードの効果が終わります。
 つまり、補給が5しかない状態で略奪を使っても、効果が立ち消えとなります。
 しかし、「&」記述の場合は、別な現象として、必ず両方の効果が起きます。
 簡単に言うと、典韋の場合は自分の補給が15無い場合でも使えるのです!Σ(゜口゜;!
 補給や気は、マイナスにならず0で止まることを利用すると
 こういったデメリット付きカードやターン制限カードをうまく使ったコンボも!?


開発秘話②
 ・人物評価・・・シールド、はフリーゲームではあまり無いモード。
  この時に最初に最も好きな言葉を聞いてきますが、それは何に影響するかというと、
  (@_@)/ずばり!  初期状態でもらえるカードに影響します。
  MTGでいう土地と同様に、いくつかの(レア度の低い)カードが固定で配られ、
  その上で追加カードがランダムに出るのですが、その固定カードが少し変化します。
  例えばある言葉を選ぶと、紅の攻撃カードが少し増えたり? 同盟の力が出たり?


孫子の兵法書
 呉越同舟の言葉でおなじみの呉(三国時代の呉ではない)に使えた、
 孫武という人が書いた兵法書が孫子の兵法書。
 (三国時代の孫家はこの孫武の子孫だと言われています)
 (当サイト,吾妻栄子さんによる連載小説コーナーの話は、
  まさにこの呉越のお話です。そのうち孫武もチラリと出てくるかも?)
 戦略論として非常に評価が高く、その精神は現代にも通用すると言われ、
 現代に伝わるのは、曹操がこの孫子の兵法書をまとめ、注釈を残したものです。
 ゲーム中隠された能力としては、
 敵がこちらの攻撃力を4ターン100下げてきた。⇒孫子の兵法書で250にもどす
 ⇒4ターン後に100減少効果が戻る⇒攻撃力350になる。
 と、敵の時限式攻撃力減少のカードをカウンターすることも可能です。
 (逆にこちらが時限式攻撃力減少カードを使う時は注意!)
 しかし、敵の3ターン攻撃力200増加⇒孫子、の場合は、
 3ターン後に250からさらに敵攻撃力が200減ることはありません。
 これは、リセットカードは強力なので、若干使いにくくするための処置です。
 var2.0で追加されたカードの中で最も目玉的カードかもしれません・・・。


六韜(りくとう)
 太公望呂尚の書いた兵略書で、日本人にとっても、
 「虎の巻」という言葉の語源としてもなじみのある書です。
 全六巻にわたるこの書物の中で、虎の巻が一番重要なことから来ています。
 司馬懿・孫子の兵法書、及び六韜などのリセットカードは、
 上で孫子に書いたのと同様の処理がされています。
 (後に増加する時限式効果が終了しない&後に減少する時限式効果は終了)
 呂布や十面埋伏などを使用する直前に六韜を使うと、
 非常に効果が大きくなり、おすすめです。




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